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高血圧の症状と改善方法

高血圧はよく糖尿病と同じくサイレントキラーと言われるように、その初期症状に気づきにくく、血圧を測り高血圧と診断されるまで気づかないという場合もあります。

高血圧だけど、これといって目立った自覚症状が今のところない場合は、放っておいてよいのか、もし改善方法があるとしたらどんなことをしたらいいのか、といったことについて、まとめていきます。

●高血圧の症状ってどんな症状があるの?

高血圧自覚症状がほとんどなく、特に初期の段階ではなかなか気づかないものです。

しかし、高血圧が進行した時などに、頭痛・めまい、肩こり、むくみ、動悸などの自覚症状が現れることがあります。しかし、これらの症状はいずれも、ちょっと疲れた時や更年期障害の症状など他の原因によるものと区別をつけるのが難しく、高血圧による症状だと一概にいうことができません。また、時間の経過とともに高血圧が持続するうちに軽減したり、消失していったりすることがあるので気づきにくくなっています。

頭痛は、血圧上昇とともに脳血管が拡がり神経を刺激することで起こるとされています。

めまいや肩こりは、血圧が上昇することでその血圧に耐えるため血管の内壁がそれに伴い厚くなる分、血流が悪くなるために起こると言われています。

動悸は、高血圧により心臓から全身に血液を送り出す圧力が高くなり、心臓に負担がかかることで起こります。
動悸や脈の乱れがある場合は、血圧が高くなってきていないかチェックするとよいでしょう。

●放っておくと動脈硬化が起こりやすくなる高血圧

高血圧は、これといってつらい症状がないからと、そのまま放っておくと、動脈硬化が起こり深刻な事態を引き起こしかねません。

血圧の上昇とともに血管の内側が太くなり血流が少なくなった血管に、高い血圧がかかることで、血管の内側に傷がつきます。そこにコレステロール等がたまり変性を起こし、血管が細くなることで、動脈硬化が起こりやすくなります。つまり血管の弾力性がなくなり硬くなるので血管がもろくなります。

腎臓や眼、三半規管(さんはんきかん)等の細動脈が多く集まる部分は、血管内の血栓や変性により、影響が出やすくなります。

腎臓は硬くなり、むくんだり尿蛋白や血尿が出て腎不全になります。

眼は、眼底出血が見られ、激しい吐き気やめまいが起こったりします。

また高血圧により、全身に血液を送り出す圧力が高いと、心臓に負担がどんどんかかり、心筋(心臓を構成している筋肉)が大きくなっていき、心不全や狭心症・心筋梗塞の引き金にもなります。

さらに、脳の血管がつまると脳梗塞、硬化した血管が破れると脳出血や、くも膜下出血になります。

●糖尿病の人は、高血圧の人が多い

糖尿病の患者さんは、糖尿病でない人に比べて、約2倍高血圧を発症しやすいと言われています。

その理由としては次のようなことが考えられます。

1.糖尿病の人は、高血糖により血管が傷つき、動脈硬化を起こしやすくなり、高血圧の症状を悪化させやすくなります。

糖尿病も高血圧も共通点として、血管に負荷をかけ、血流を悪くし最終的には閉塞まで引き起こすので、合併しているとこの過程ででてくる症状のリスクが高くなります。

2.糖尿病も高血圧も肥満という共通のリスク要因をかかえている場合があります。

3.糖尿病でインスリンに対する反応性が弱くなっていると、インスリンの分泌が多くなります。そのことにより、腎臓でのナトリウムと水分の再吸収が増えて、血液の量が増え、多くの血液を送り出すために血圧が上がってきます。

●糖尿病と高血圧による症状

特に、腎臓や眼等の高血圧による動脈硬化で症状が出やすい部分は、糖尿病によっても症状が悪化しやすくなります。糖尿病によって血糖値が高い状態が長く続いていると、血管がもろくなり動脈硬化が起こりやすくなりますので、糖尿病の人はより高血圧へのケアや注意が必要になってきます。

また、高血糖によりもろくなった血管は、動脈硬化が進行する前の高血圧の初期に見られる頭痛・めまい、肩こり等の症状を起こしやすくします。

コレステロール値が高かったり肥満だったりすると、血管の内側が傷つきやすくなるのでそのリスクはさらに高くなります。

血流が悪くなることによって起こるこれらの症状には、高血圧や高血糖に対する薬によるケアに加え、生活の中で高血圧や高血糖の要因、動脈硬化になり得る他の要因を減らしていく改善が必要です。

●動脈硬化の原因にもなる高血圧の要因を減らす生活習慣の改善

1.肥満を改善

肥満は、過食による塩分の摂りすぎにより、血管内の血液量が増すことで高血圧になりやすく、またインスリンの働きが抑えられ糖尿病にもなりやすくなります。肥満を解消することで高血圧に伴う症状を改善することができます。

2.ストレスを溜めない

ストレスが溜まるとイライラしたりして、なかなかリラックスできず緊張状態が続くため、血管が収縮して頭痛や肩こり、めまいなどの症状を起こしやすくなります。

3.禁煙・節煙

喫煙すると血管が収縮しますので、一時的とはいえ血圧が上がりそれに伴い血流が悪くなります。動脈硬化の要因ともなるばかりではなく、頭痛やめまいなど血流が悪くなることによって起こる症状を助長してしまいます。

4.十分な睡眠

睡眠不足等により無意識に体の機能をコントロールしてくれる神経のバランスがくずれ、緊張した状態が長く続くため、ストレスを受けやすくなります。

5.減塩・コレステロールの摂取を控える

塩分は1日6g未満にします。うどんやラーメンの汁を全部の飲まないようにしたり、味噌汁は具を多めにするなどの工夫をします。さらにコレステロールや飽和脂肪酸が多く含まれる肉の脂身などを控えるようにします。

6.運動を行う

楽に呼吸ができる軽いジョギング程度の有酸素運動を毎日30分以上行い、血液の循環を良くします。運動は肥満予防にもつながります。

全体のまとめ(総論)

高血圧は、初期の症状が非常にわかりにくく、疲労や更年期の症状と勘違いして見落としやすく、血圧を測定したときにはじめて気づいたりします。

高血圧で起こってくる初期の症状は、血圧が上がることで血管の内側が厚くなり、それに伴い血流が悪くなることが原因になるので、血流が悪くなるようなことを控えて症状を改善していくことが有用です。高血圧では、心臓に対しては血液を送り出すとき負担がかかり動悸などが起こりますが、生活の乱れを直し、タバコを控えたりすることが大切です。

高血圧でかつ糖尿病の人は、長い高血糖状態により血管に負荷がかかっていて、血流が悪くなることによる症状が出やすいと考えられ、また動脈硬化を引き起こすリスクが高くなります。きちんとケアし、生活習慣にも気を配ることが大切です。

参照・参考
日本成人病予防協会│高血圧とは
病院検索ホスピタ│細動脈硬化
日本高血圧学会│高血圧治療ガイドライン2014
スマート・ライフ・プロジェクト│生活習慣病を知ろう!
糖尿病症状セルフチェック│糖尿病だと高血圧になりやすいってホント?高血圧の原因とは・・・?

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