【医師監修】真夏は腸炎ビブリオに注意!食中毒を予防しよう

糖尿病の患者さんは食中毒になりやすい?

糖尿病にともなう高血糖状態は白血球の一種である好中球の機能を低下させます。好中球は細菌から身体を防御する働きをしていますから、糖尿病にり患すると免疫力が衰え、感染症にかかりやすくなります。また、感染症にかかった場合に重症化しやすい状態ともなります。

食中毒はウイルスによって起こることもありますが、その多くは細菌が原因です。このため、細菌への耐性が低くなっている糖尿病の患者さんは食中毒にもかかりやすい傾向があります。

また、嘔吐や下痢による脱水症状は高血糖を引き起こしますし、きちんと食事がとれない状態が続くとインスリン量の調整も必要になります(シックデイ)。

食中毒を予防するには?

食中毒を引き起こす主な細菌には、腸炎ビブリオやサルモネラ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、O157などの腸管出血性大腸菌、ウェルシュ菌、ボツリヌス菌などがあります。

これらの細菌性食中毒を予防するには、洗浄、低温保管、加熱調理が重要です。

・洗浄
食中毒予防のために、清潔を保つことは第一条件です。食材に付着した菌を落とすため、生野菜など洗える食材はしっかり洗いましょう。

調理や食事の前はもちろん、調理中に肉や魚の汁が手についたときにも、こまめに手を洗うことが大切です。ペットをさわったり、ゴミ箱にふれたり、鼻水をかんだりした後、そのままの手で食材や食器にさわることのないようにしましょう。

まな板・包丁などの調理器具もしっかり洗います。特に肉や魚を切った後は、90℃以上の熱湯をまんべんなくかけて熱湯消毒するのもよいでしょう。

・低温保管
買ってきた食材やできあがった料理は冷蔵庫に入れ、10℃以下で保管します(※食材によっては4~5℃以下が望ましいものもあります)。冷蔵庫の中は定期的に整理し、消費期限を守り、あまりに長く保管しすぎた食品は処分しましょう。細菌が繁殖していても、見た目や臭いに変化があるとは限りません。また、詰め込みすぎて冷蔵庫内の温度が上がってしまうことを防ぐためにも、庫内をスッキリさせておくことは重要です。冷蔵庫に入れる食材は、スペースの7割程度が望ましいとされています。

・加熱調理
細菌は熱に弱いものが多いため、特に夏は食材にしっかり火を通しましょう。食材の中心部分を75℃以上で1分以上加熱することが目安です。

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