糖尿病コラム

シーズン到来! 血糖値が気になる方のためのお酒との上手なつきあい方


アルコールと血糖値の関連性について


糖尿病患者さんの食事療法のひとつに、禁酒があります。

なぜ、糖尿病患者さんにとって禁酒が必要なのかというと、アルコールには肝臓のブドウ糖放出を抑えて血糖値を下げる作用があるからです。そのため、血糖降下薬やインスリン治療をしている方がアルコールを摂取すると、低血糖のリスクが高くなります。

また、アルコール自体が高カロリーであることや、アルコールを摂取すると中性脂肪が高くなりやすくなることなどの理由もあります。こうした複数の要因から、糖尿病患者さんは「原則禁酒」となっているのです。

お酒と上手に付き合うために注意すべきポイント


WHOが発表したレポートによると、飲酒習慣のある日本人のうち、男性では約3人に1人、女性では約8人に1人がお酒を飲み過ぎているといいます。

たとえ糖尿病を発症していなくても、アルコールの過剰摂取は体に悪影響を与えてしまいます。多量飲酒が原因で体を壊さないためにも、以下の点に注意しながらお酒と上手に付き合うようにしましょう。

・「純アルコール量」は約20gまで

厚生労働省は1日のアルコール摂取量の目安を「純アルコール量」で約20g程度までとしています。これは缶ビール(350ml)では1~1.5本、日本酒では1合(180ml)、ウイスキーだとダブル1杯(60ml)に換算されます。上記を目安に、飲みすぎないような注意が必要です。

・定期的に肝臓の検査を受ける

アルコールの過剰摂取によって肝臓に負担がかかり過ぎると、脂肪肝やアルコール性肝炎などの肝臓病を発症しやすくなります。
習慣的にアルコールを摂取している方は、健康なうちから定期的に肝臓の検査を受けるようにしましょう。

・空腹時に飲まない

空腹時にアルコールを摂取すると、血中のアルコール濃度が急速に上がって、急性アルコール中毒を引き起こしてしまうおそれがあります。
食前に大量のお酒を飲むのは避けるようにし、食事と一緒にゆっくりと飲むようにしましょう。

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