【医師監修】高齢の方は要注意。糖尿病対策が特に大切な理由とは?

高齢の方は血糖コントロール、血圧コントロールが大事

2016年に、高齢の糖尿病患者さんに向けた血糖コントロール目標が作成されました。糖尿病情報センターに記載された情報をもとに、その内容を紹介します。

この目標は、以下の3つの段階にわかれています。

・カテゴリーⅠ
認知機能が正常であり、なおかつADL(着衣、移動、入浴、トイレの使用、買物、食事の準備など)が自立している人が該当する。

・カテゴリーⅡ
軽度認知障害~軽度認知症または手段的ADL(買物、食事の準備、服薬管理、金銭管理など)低下と基本的ADL(着衣、移動、入浴、トイレの使用など)自立の人が該当する。

・カテゴリーⅢ
中等度以上の認知症、または基本的ADL低下、または多くの併依存疾患や機能障害を持つ人が該当する。

さらに、それぞれの段階でも重症低血糖が危惧される薬剤(インスリン製剤、SU薬、グリニド薬など)の使用があるかどうかによって、異なるコントロール目標が決められています。それぞれの値は以下のように決められています。

・カテゴリーⅠ
重症低血糖が危惧される薬剤の使用なし 7.0%未満
重症低血糖が危惧される薬剤の使用あり 65歳以上75歳未満 7.5%未満(下限6.5%)
75歳以上     8.0%未満(下限7.0%)

・カテゴリーⅡ
重症低血糖が危惧される薬剤の使用なし 7.0%未満
重症低血糖が危惧される薬剤の使用あり 8.0%未満(下限7.0%)

・カテゴリーⅢ
重症低血糖が危惧される薬剤の使用なし 8.0%未満
重症低血糖が危惧される薬剤の使用あり 8.5%未満(下限7.5%)

脳卒中や腎障害を防ぐため、血圧のコントロールに注意をはらうことも大事です。高齢の高血圧患者さんは、糖尿病を発症しているかどうかに関係なく、65~74歳で140/90mmHg未満、75歳以上では150/90mm未満が目標です。さらなる降圧ができる糖尿病患者さんは、130/80mmHg未満を目指します。

今回は高齢の人にとっての糖尿病のリスクと、血糖値と血圧のコントロール目標について紹介しました。ですが、今回お伝えした内容は大切な情報のごく一部です。適切な糖尿病予防や治療を行うためには、医師などの専門家の指導や信頼できる情報源から情報にもとづいて、自分の状況にあった対応をする必要があります。ここでお伝えした情報も参考の1つにして、適切な対策を行いましょう。

参照・参考
高齢者と糖尿病 | 糖尿病情報センター

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