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もしかして糖尿病?糖尿病の合併症の症状もチェックしよう

糖尿病は静かに進行している

「糖尿病」という病名はよく耳にしても、糖尿病患者さんやその家族でない限りどんな病気なのか知らない方も多いかもしれません。

まず「糖尿病」とはどんな病気であるか、簡単にご説明します。
私たちが食事をとると、消化吸収されたブドウ糖が血液中に取り込まれます。
このブドウ糖は本来人間のエネルギー源となって、全身の筋肉や臓器に使われています。
血糖値という言葉をよく聞くことがあると思いますが、血液中のブドウ糖の濃度を示すのが血糖値です。

糖尿病とは、ブドウ糖のコントロールをしているインスリンというホルモンが不足したり、十分に作用することができずに、血液中のブドウ糖濃度が高くなる、すなわち血糖値の高い状態が慢性的に続く病気です。

糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がなく、ある程度進行してから発見されるケースが多い病気。
そのため、定期的な健診で尿検査や採血を行うことがとても重要です。
また、自分でも日常生活でチェックしていれば早期発見につながることもあります。

糖尿病の症状と聞くと、尿に糖が出る、頻尿になる、視力障害が起こる、体重が急激に減少するなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
これらのことも症状としてありますが、実は糖尿病が最も問題とされているのは、全身のさまざまな臓器に悪影響を及ぼす合併症にあります。(糖尿病合併症とは糖尿病に関連して起こる他の病気のことです。)

今回は、糖尿病の合併症の症状を見ていきます。

糖尿病による合併症

糖尿病になり高血糖が続くことで血管に障害が起こります。
これは一説として高血糖によって増加する酸化ストレスが、血管に対する障害を引き起こすのではないかと考えられています。
血管は全身を張り巡っているため、血管障害の発症部位によって、身体のあちこちに障害が出てきます。

代表的な例は、目の網膜の血管に障害が起こる網膜症、腎臓の血管に障害が起こる糖尿病腎症、神経の通る毛細血管に障害が起こる神経障害などです。この3つの症状は糖尿病性三大合併症といいます。

また、糖尿病によって血管がダメージを受けて弾力がなくなり、血管の内側にコレステロールなどが溜まり動脈硬化を引き起こすこともあります。
心臓に血液を送る血管に動脈硬化による障害が起きると狭心症や心筋梗塞、脳の血管に起きると脳卒中などを起こします。

糖尿病による死亡原因は、実はこのような合併症がほとんどなのです。

  

合併症の症状とそのチェック方法

それでは、糖尿病の三大合併症について、それぞれの症状を見ていきます。

まず網膜症は、初期の自覚症状はほとんどありません。
ある程度網膜症が進むと、目のかすみ、視力障害、眼底から出血することによって突然視力低下などが起きることもあります。

また、これらを放置すると失明の可能性もあります。
糖尿病と診断された場合は、内科に加えて眼科も合わせて受診するようにしましょう。

次に糖尿病腎症ですが、こちらも初期の段階では自覚症状はほとんどありません。
ある程度糖尿病腎症が進むと蛋白尿が出ます。

また血液をろ過して老廃物や不要物を尿中に排出する働きを持つ腎臓の機能も衰え、腎不全になってしまうと人工的に老廃物や不要物を血液中から取り出す治療(人工透析)を受けなければならなくなります。
糖尿病と診断されたら医師の適切な指導の下、蛋白尿の有無に注意しながら血糖や血圧コントロールを行うことが大切です。

続いて、神経障害について見ていきます。
比較的早期から症状が現れやすい神経障害は、糖尿病の早期発見につながることもあります。
具体的には、傷に対して痛みを感じにくくなった、足がしびれやすくなった、つりやすくなった、また触ってみて感じ方が以前と比べて鈍くなった・・などは知覚神経の障害を起こしている可能性があります。

知覚神経の障害により、靴擦れやタコに気づかず傷を悪化させていたり、暖房器具の熱さを感じにくかったために火傷を起こしてしまうケースもあります。
また、体の機能を司る自律神経に障害が及べば、夜間にこむら返りが起きるようになった、尿がスッキリ出ない(膀胱を支配する神経の障害)、便秘と下痢を繰り返すようになった(消化管を支配する神経の障害)などが起こります。

また血管障害が起こると、身体の先端(末梢)に影響が出ます。
手先・足先の血色が悪くなったり、冷たくなったりするので、日頃から自分の血色や手足の温度のチェックを習慣づけると良いでしょう。

「歯周病」が進みやすいのも糖尿病の特徴です。
これは、高血糖により歯周組織の血管に病変が起こるためです。
歯茎から出血しやすくなった、歯がぐらぐらする、などの症状が起こりえます。

血管や神経は全身に張り巡らされているため、それらがダメージを受けると全身の様々な場所に症状が現れるのも糖尿病の特徴です。
例えば、高血糖が続いている人は抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすく治りにくいという問題もあります。
傷の治りに時間を要するようになった、風邪を引きやすく治りにくくなった、なども注意すべき点でしょう。

その他にも、疲れやすくなったり、喉が渇きやすくなったり、尿の回数が増えることなども糖尿病の症状として知られるものです。
急に痩せて糖尿病が発見されたケースもあるので、日頃から自分の体調に気を配る習慣を付けたいものですね。

初期は症状が現れにくく、静かに進行し全身の臓器に影響を及ぼす糖尿病。
だからこそ日常の小さな体の変化を見逃さず、なるべく早期に発見・治療したいものです。

糖尿病の三大合併症や血管障害について今回ご紹介したチェックポイント以外にも、気になる点があれば医療機関での早めの診察をおすすめします。

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