糖尿病患者さんは暑さに弱い?!糖尿病神経障害とは?

糖尿病患者さんは暑さに弱い、と言われることがあります。
これは一体どういうことなのでしょうか?
糖尿病患者さんの体温調節の乱れに関わる糖尿病神経障害を紐解きながら、原因と対策を見ていきましょう。

糖尿病神経障害。自律神経のトラブルが発汗異常、体温調節異常に

糖尿病患者さんが暑さに弱い、というのは、自律神経のトラブルが背景にあります。

糖尿病は高血糖状態が続くことによって、血管や神経にダメージを与え、さまざまな障害を起こしていく病気です。
神経に障害が及べば、多くの糖尿病患者さんが抱える合併症「糖尿病神経障害」となり、手足のしびれ、便秘・下痢などの内臓機能の異常、感覚の鈍り・麻痺などの症状が起こります。

発汗異常や体温調節機能の異常も、この神経障害の症状の一つ。
これは、内臓の働きや発汗・体温調節などを無意識で司っている自律神経(交感神経・副交感神経)が障害されて起きると考えられています。

自律神経の乱れにより、発汗がうまくいかない、結果体温がうまく調節できないことから糖尿病患者さんは暑さに弱いと言われているのです。

糖尿病患者さんの発汗異常、具体的な症状は?

具体的な発汗異常の症状としては、暑くても汗をかきにくくなったり、反対に大量の汗をかくこともあります。
また、通常汗は汗腺のある部位で全身からかくものですが、体の一部分だけに大量に汗をかいたり、体の左右で汗のかき方が違ったりすることもあります。

汗は、体温が必要以上に上昇したとき、体内の熱を外に逃がし、皮膚の上を濡らし気化熱によって体温を下げる重要な働きがあります。
しかし、汗がかきにくいことで体内に熱がこもってしまうと熱中症のリスクが高まります。
また反対に大汗をかいたときには、脱水症状に陥ってしまうこともあります。

自律神経障害で発汗異常があるときの暑さ対策。基本は水分補給

暑い季節はもちろんですが、寒い冬でも、入浴や運動など、体温を上げる行動をする前後には水分補給を忘れずに行いましょう。

水分補給は、ノンカロリー・ノンカフェインの水やお茶などが望ましいです。
水分補給用のスポーツドリンクなども多く市販されていますが、これらは多量の糖分を含んでいることがあり、高血糖を招いてしまう恐れがあるため基本的には避けた方が無難。
またカフェインやアルコール飲料は利尿作用があり、逆に体から水分を奪ってしまうことになりかねないため水分補給には不適切です。

また暑い時期には、日中の外出や運動をなるべく控えることも大切です。

自律神経障害を予防、進行を食い止めるには?

発汗異常の原因である自律神経障害を予防するためには、糖尿病の基本治療である「血糖コントロール」が最も重要。
また、すでに自律神経障害が起きてしまっている場合でも、血糖コントロールを良好にすれば、進行を食い止め、症状を抑えることができます。

血糖コントロールには、まずは規則正しい食生活。
1日の摂取カロリーを守り、栄養バランスを保った食事をしましょう。
食事に加え適度な運動は、血糖値を下げる働きと、神経の緊張をほどよくほぐす働きもあるため自律神経の安定につながります。
また、睡眠不足も体内リズムが崩れ、自律神経を乱す要因になるため、質の高い十分な睡眠をとることも大切です。

気になる症状があれば、早めに医師に相談を

糖尿病の合併症の中でも、比較的早い段階で起こると言われる神経障害。
発汗の異常や、いつもと違う暑さの感じ方など、気になる症状があれば早めに医師に相談するようにしましょう。

参照・参考
糖尿病チャンネル│【汗も要チェック】糖尿病でみられる発汗異常は合併症のサインかも!?

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