うそ?ほんと?糖尿病の根拠なきウワサ その1

今や「国民病」とも言われる糖尿病。
他人事とはいえない病気の一つですが、そんな糖尿病にまつわる、医学的な根拠が何もなく一人歩きしてしまっているウワサもあるようです。

今回はそんなウワサをいくつか取り上げていきます。
根拠のないウワサに惑わされず、正しい知識を身に付けていきましょう。

家族や親せきに糖尿病の人はいないので、肥満だけれど糖尿病になることはない?!

間違いです。

糖尿病は、確かに遺伝により罹患率は高まると言われていますが、家族歴がなくても糖尿病になる人はたくさんいます。
肥満や食生活の乱れなども(2型)糖尿病の大きな原因の一つです。

誰でも糖尿病になる可能性はあるので、定期的に健康診断を受けたり、正しい食生活などを心がけることが必要です。

若い人や子どもは、糖尿病にならない?!

間違いです。

糖尿病は年配者の病気のように思われがちですが、若い人や子どもでも生活習慣に起因する2型糖尿病になる可能性はあります。

特に、「ペットボトル症候群」という言葉があるほど、砂糖のたくさん入った清涼飲料水の飲み過ぎなどは、若くても糖尿病の原因に十分なり得るので注意する必要があります。

ちなみに1型糖尿病は、その原因はまだはっきりと分かっていませんが、生活習慣に起因せず、子どもや若い年代での発症が多い病気です。

痩せているので、糖尿病は関係ない?!

間違いです。

自分は痩せているから糖尿病とは関係ない、と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに肥満は糖尿病の原因ですが、痩せている人でも糖尿病にかかることもあります。
痩せていても、内臓脂肪が多かったり、糖尿病の家族歴があるなどのことで糖尿病のリスクは高まります。

また、日本人は欧米人に比べて、インスリンの分泌量が少なく、肥満でなくても糖尿病になりやすいとも言われています。
痩せているので大丈夫とは思わず、定期的な健康診断は欠かさず、普段から食生活になど生活習慣に気を配っていくことが大切です。

甘党ではないから糖尿病にはならない?!

「糖尿病」という言葉の通り、甘いものの摂り過ぎで「尿に糖が出る」ことを糖尿病だと思っている人も多いようですが、それは症状の一つに過ぎず、糖尿病は血糖値が高い状態が続くことによって全身の血管や神経に悪影響を及ぼしていく病気です。

またこの「糖」のことを「砂糖」と勘違いしているケースも多くあるようですが、「糖」は砂糖に限らず、体内でブドウ糖に変わる炭水化物を指します。
あまいお菓子の他にも、ごはん、パン、パスタ、くだもの、いもなどにも多くの炭水化物が含まれています。
またもちろん、せんべいなどの塩辛いお菓子も炭水化物が多く、「甘党だから糖尿病にはならない」というのは完全なる間違いです。

「甘いもの」の限らず、炭水化物の摂り過ぎには注意しましょう。

正しい知識を身に付けて、糖尿病を予防しよう

今回見てきたように、糖尿病は誰にでもかかる可能性のある病気で、特に食生活などの生活習慣がその原因として大きく関わっています。

「家族に糖尿病の人はいないから、若いから、痩せているから、甘党ではないから」自分は大丈夫と思わず、普段から食生活に気を付け、定期的な健康診断をきちんと受けるようにしましょう。

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