糖尿病の合併症「神経障害」のよくある症状 ~こむら返り編~

糖尿病を患うと、高血糖が長く続くことで、全身の血管や神経にダメージを与えていきます。
その結果、糖尿病の合併症として起こりやすいのが、「糖尿病腎症」「神経障害」「網膜症」(三大合併症)です。
中でも、神経障害は最も早く症状が現れると言われています。

今回は、「神経障害」の症状の一つである「こむら返り」に注目して、「こむら返り」とは何か、その原因、対処法・予防法について見ていきます。

糖尿病患者さんの35%がもつ症状「こむら返り」とは?

糖尿病患者さんでは、実に35%もの方に症状がある「こむら返り」。

こむら返りは、筋肉が無意識に収縮することによって痙攣を起こしている状態です。
強い痛みが発生するので、夜中に痛みで目が覚めて飛び起きた、などといった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
糖尿病患者さんに限らず、健康な人でも、急激な運動や筋肉疲労、水分・ミネラル不足などによって起こります。

また、「こむら返り」のことを「足をつる」と言うこともありますが、「こむら返り」は特に「ふくらはぎがつる」ことを指します。
ちなみに「こむら返り」の「こむら」は、漢字で「腓」と書き、「腓」はふくらはぎのことを意味します。

「こむら返り」は、神経障害の症状の一つ

糖尿病患者さんにおいては、筋肉疲労やネラル不足などの原因に加え、神経障害の影響でこむら返りが起こることがあります。
高血糖状態が続くと神経系にダメージを与え、神経の働きが乱れてしまい、筋肉が異常収縮を起こしてしまうのです。

糖尿病の神経障害が原因で起こる場合、急に筋肉を使ったときではなく、就寝中や明け方など安静時に起こりやすいという特徴があります。
頻繁に起こる場合は、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

こむら返りを起こしたときの対処法

こむら返りは激痛が起こることが多いので、痛みで足がこわばってしまいがちですが、まずは体の力を抜いてリラックスしましょう。
こむら返りを起こした部位を強くさするのはNGです。
ゆっくりと足を伸ばして、足裏を反らせるように足の付け根の方に引きます。
このとき、少し前かがみになると痛みが軽減してやりやすくなります。
こむら返りが治まったら、しばらくは膝を立てておくなどして、完全に足が伸びきらない状態にしておくと良いでしょう。

糖尿病患者さんにおけるこむら返りの予防法 ~基本の治療をしっかりと~

糖尿病患者さんがこむら返りを予防するには、糖尿病治療の肝となる血糖値を安定させ、神経障害をこれ以上進行させないことが大切です。
そのために、食事療法、運動療法の基本の治療をきちんと行い、生活リズムを整えましょう。
加えて、一般的に体を冷やすと筋肉の異常収縮が起こりやすくなるため、冷えにも注意が必要。
毎日湯船に浸かって、ゆっくりと体の芯から温め、血行を良くすることも予防につながります。

また、「こむら返りは誰にでもあること」と軽視せず、頻繁に起こる場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。

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