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【医師監修】手がこわばる、曲げ伸ばしができない…それは糖尿病の「手症候群」かも?

腱鞘炎・ばね指

指の腱鞘炎は、糖尿病に伴う手の障害の中でも非常に多く見られる症状です。指を曲げるために機能する屈筋腱、および腱を覆う腱鞘に炎症が生じ、肥大して腱を圧迫するため、腱の動きが圧迫されます(狭窄性腱鞘炎)。その結果、指がスムーズに動かなくなります。外見としては指の付け根に腫れが見られます。

腱鞘炎が進行すると、指を曲げたり伸ばそうとするときに引っかかりが生じ(locking現象)、ばね仕掛けのように急にガクッと動くばね指になります。ばね指は「弾発指」とも呼ばれ、文字通りはじくような動きが特徴ですが、さらに進行すると指の曲げ伸ばしができなくなることもあります。

手根管症候群

手のひらから手首にかけての部分には「手根管」とよばれる部分があります。手根管は手の骨を覆うように横手根靭帯が走る場所で、骨と靭帯の間の空間に、屈筋腱と正中神経が通っています。

屈筋腱は親指に1本、ひとさし指・中指・薬指・小指にそれぞれ2本ずつあり、計9本が手根管を通ります。正中神経もまた、手の感覚や動きに関わる神経です。

手根管症候群は、手根靭帯や屈筋腱を覆う膜(腱滑膜)が肥厚し、正中神経を圧迫することによって生じる障害です。親指からひとさし指、中指、そして薬指の片側(親指側の部分)にかけて、手のひら側にしびれや痛みが生じます。朝起きた時に手のこわばりを感じることもあります。

デュプイトラン拘縮

1本~数本の指が内側に曲がったまま動かなくなる疾患です。指や手掌の皮膚の下にある腱膜が肥厚したり、収縮することによって起こります。初期症状として、手のひらに皮下結節が見られます。

カギのように指が曲がった状態となるため、手のひらを使ってものをつかむことが難しくなったり、顔を洗う時に曲がった指が目や鼻に引っかかることがあります。

limited joint mobility

指や肩の関節、および股関節の動きが制限される症状です。肩が前にも横にも90°以上上がらなくなったり、股関節がかたく、ふとももを内・外にまわすことが難しくなります。

指の曲げ伸ばしも制限され、両手を合わせる「合掌」のポーズをとっても、指と指をきちんと合わせることができなくなります。指の変形を確認するこのサインは、prayer signと呼ばれます。

また、指の皮膚が硬くなって光沢を帯びるなど、外見にも特徴的な変化が現れます。

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