糖尿病が起因となる、難聴・突発性難聴とは?

糖尿病の三大合併症といえば、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、神経障害。その他にもさまざまな合併症が全身に現れますが、最近の研究では、難聴や突発性難聴といった聴覚障害も糖尿病が起因となることが分かってきました。
ここでは糖尿病と難聴・突発性難聴についての関係や、予防方法について見ていきたいと思います。

糖尿病と、難聴・突発性難聴の関係。罹患リスクは3倍!?

糖尿病は高血糖が続くことによって、血流がドロドロになって流れが悪くなり、全身の血管や神経にダメージを与えてしまう病気です。腎臓の血管に障害が及べば「糖尿病腎症」に、目の網膜の血管に障害が及べば「糖尿病網膜症」といった合併症を引き起こします。

これらの合併症と同様に、血管や神経が傷つけられることで聴覚障害を引き起こすリスクも高まる、ということが最近の研究で分かってきたのです。
健康な人と比べて糖尿病の人の聴覚障害になるリスクは約3倍。私たちの耳は、「外耳」「中耳」「内耳」に分かれており、「内耳」の神経や血管に高血糖による障害が及ぶことで、聴覚障害を引き起こすと考えられています。

「突発性難聴」の症状は?

「突発性難聴」は何の前触れもなく、ある日突然耳が聞こえなくなったり、聞こえが悪くなる状態を言います。糖尿病がリスクとなることは明らかになっていますが、はっきりとした原因は未だ解明されてはいません。
症状は、音が聞こえない・聞き取りづらい、雑音が入る、耳が詰まった感じになる、耳鳴りがする、低音が聞こえない、高音が聞こえない、子音が聞き取れないなどさまざま。めまい、吐き気などを伴うこともあります。

早期治療が肝!異常を感じたら48時間以内の治療を

治療は、ステロイド薬、血漿(けっしょう)増量剤、ビタミン溶液などの点滴が基本。7~10日ほどの治療で効果がない場合、高気圧酸素療法、星状神経節ブロックと言われる治療法が用いられることもあります。
どんな病気もそうですが、早期治療が肝心。突発性難聴は、耳の異常を感じてから48時間以内に適切な治療を受けることで聴力が改善する場合が多いと言われています。
完治するのは3分の1、耳鳴りや頭痛などの後遺症が残るのが3分の1、あまり改善が見られないのが3分の1程度と言われていますが、早期発見・早期治療でより回復率が高まります。

糖尿病患者さんの難聴や突発性難聴の予防法は?

糖尿病患者さんが難聴や突発性難聴などの聴覚障害を防ぐには、糖尿病の基本治療である「血糖コントロール」が最も重要です。規則正しい生活を送り、決められたエネルギー内で栄養バランスのとれた食事を摂り、週2~3回の適度な運動をきちんと行うことが大切です。

耳の異常を感じたらすぐに病院へ

突然聞こえなくなった、という症状以外にも、人との会話が聞き取りづらくなった、耳鳴りがする、めまいがする、などの気になる症状があればまずは主治医へ相談しましょう。
必要であれば、耳鼻咽喉科の専門医に診てもらい、早期発見・早期治療に努めましょう。

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