糖尿病における「吐き気」。シックデイとは?

糖尿病患者さんが、治療中に体調不良に陥って「吐き気」などを訴えることがあります。
これを「シックデイ」といいますが、今回はシックデイにおける吐き気が起きたときの対処法などを紹介していきます。

シックデイとは?

そもそも「シックデイ」とは、糖尿病患者さんが治療中に発熱、下痢、吐き気、嘔吐をきたし、食欲不振で食事ができないなどのときをいいます。シックデイのさまざまな症状の影響で、高血糖になったり低血糖になったりと血糖コントロールが乱れがちになるので注意が必要です。
シックデイは、何らかの感染や、ストレス、糖尿病の影響による疼痛などが原因となって起こると考えられています。

吐き気がある場合のシックデイの対応

シックデイの症状として吐き気があって食事が十分にとれないと、必要なカロリーが不足してしまうことがあります。
食欲がない場合には、決まった栄養素を摂らなければと無理に食事をとるよりは、口当たりが良く、消化の良い食べ物(特に炭水化物)を食べて指示エネルギー(摂取カロリー)をなるべく保つことを優先するようにしましょう。
できるだけ絶食はしないようにします。

◎吐き気があって食欲不振の場合におすすめの食べ物

 ・おかゆ、おじや
 ・うどん
 ・茶碗蒸し
 ・ジュース
 ・アイスクリーム  など

また吐き気のみならず発熱や嘔吐、下痢を伴う場合には、脱水の危険性があるため、十分に水分や電解質(※)の補給を行うようにしましょう。
脱水は高血糖を促進してしまうため、シックデイの際の対応として十分な水分・電解質補給は欠かせないものです。
脱水予防には、ジュース、みそ汁、スープなどがおすすめです。
ただし、スポーツドリンクなどの清涼飲料水は多量の糖分を含むため、そればかりに偏ることがないよう、普通の水と併せて飲むようにしましょう。

※電解質とは・・・
 電解質(イオン)とは水に溶けると電気を通す物質のことです。
 細胞の浸透圧を調節したり、神経の伝達、筋肉の収縮の重要な働きに関わっています。
 主な電解質(イオン)には、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、クロールイオンなどがあります。

吐き気があって食欲不振でもインスリンの中断はNG!

インスリン注射や経口血糖降下薬を服用している場合には、吐き気で十分な食事がとれなくても、自己判断でのこれらの中止はNGです。
著しい高血糖が起こったり、ケトアシドーシスによって命の危険が生じる場合もあります。

シックデイのときには早めに医師に連絡を

糖尿病患者さんで、吐き気、嘔吐、下痢、発熱などが起こったシックデイの際には、早めに医師に連絡し、指示を受けるようにしましょう。
かかりつけの医師のいない病院で診てもらう場合には、経口薬やインスリンの種類、量など糖尿病の治療内容をきちんと先方の医師に伝えることが重要です。
また、定期健診などの際に、シックデイのときの対応について主治医から指導を受けておくことをおすすめします。

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