【医師監修】糖尿病と血圧の関係 ~高血圧も低血圧も要注意~

血圧コントロールのための食事

血圧のコントロールには、日々の食事療法に加え、運動療法や薬物療法など、必要に応じて多面的な治療が行われます。

高血圧の方は、濃いものや塩辛いものを好み、塩分の過剰摂取である傾向にあります。
塩分は血圧を上げる作用があり、食事療法では摂取の制限が求められます。
1日の塩分摂取目安は、男性8g未満、女性7g未満です。
日々の食事で、酸味や辛み、香りなどでメリハリをつけ、物足りなさを感じることなく、塩分摂取を控える調理法を身に付けていくことが大切です。

また、血圧を抑える作用のあるカリウムとマグネシウムを多く含む食品を積極的に摂るのもおすすめです。
カリウムとマグネシウムは、野菜類、大豆製品、海藻類、きのこ類などに多く含まれています。
ただし、糖尿病腎症の場合には、1日の塩分摂取量目標はさらに低く、カリウムの摂取などの制限が入ることもありますので、医師や管理栄養士の指示に従ってください。

血圧コントロールのための運動

運動も、血圧のコントロールに有効な方法。
また、糖尿病そのものの治療(血糖のコントロール)として、日常生活に取り入れたい療法です。
基本的には、毎日行えて、全身を動かすような有酸素運動が有効とされています。
ポイントとしては以下の通りです。

  • 準備・整理運動を十分に行う
  • 1週間にほぼ毎日、30分以上を目標とする。(医師と相談して、適切な運動量を決めましょう)
  • 軽いジョギング、水泳、水中歩行、サイクリングなどの「有酸素運動」

ただし、糖尿病神経障害(自律神経障害)による低血圧を併発している場合には、運動によって症状を悪化させてしまう可能性があるので、医師とよく相談するようにしましょう。

糖尿病では、高血圧も低血圧も要注意

糖尿病において高血圧は、合併症の併発や進行だけでなく、糖尿病そのものの進行も早めてしまいます。
また高血圧だけでなく、糖尿病による低血圧も、合併症と深く関わっているため見逃せない症状です。
日々の食事療法や運動療法で、無理のない範囲で血圧のコントロールをしていくことが重要です。
また、気になる症状がある場合には早めに医師の診断を受けましょう。

参照・参考
高血圧治療ガイドライン2014|日本高血圧学会|ライフサイエンス出版
医学出版│糖尿病と高血圧症
日本臨床内科医会│糖尿病性神経障害
厚生労働省│「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書を取りまとめました
厚生労働省│6.1.4. マグネシウム
e-ヘルスネット(厚生労働省)│高血圧症を改善するための運動
糖尿病症状セルフチェック│糖尿病だと高血圧になりやすいってホント?高血圧の原因とは・・・?
糖尿病症状セルフチェック│糖尿病と関わり深い腎臓~3大合併症の1つ 糖尿病腎症
糖尿病症状セルフチェック│高血糖が引き起こす悲劇。梗塞のメカニズムとその症状
糖尿病症状セルフチェック│糖尿病の合併症「神経障害」のよくある症状 ~こむら返り編~

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