その脱水症状、もしかすると糖尿病が原因!?

汗をよくかく夏は脱水症状に注意、ということはよく言われることです。しかし、糖尿病の症状としても脱水が起こることがあります。

今回は、糖尿病と脱水症状の関係について見ていきましょう。

糖尿病による脱水症状。喉の渇き、多飲、多尿、脱水はどうして起こる?

糖尿病の症状として、喉の渇き、多尿、多飲はよく聞かれるものです。これらの症状と関連して脱水症状が起こることがありますが、そのメカニズムについて解説しましょう。
糖尿病では、血液中の糖をうまく取り込むことができずに、血管内の血液に糖があふれ、高血糖状態が続いてしまいます。
このとき、

血管内の高血糖状態を薄めよう血管内に多く水分が取り込まれる

血管内に増え過ぎた水分を尿として排出しようと働くため、尿量が増える

体に必要な水分まで排出されてしまい、脱水が起きる

体が脱水を察知して水分を欲し、のどが渇く

という状態に陥ります。高血糖が続いたままの状態では、喉の渇き→多飲→多尿→脱水、というサイクルと繰り返す悪循環となってしまうのです。
脱水が起きると、次のような症状が現われます。

<脱水の症状>

  • 尿の出る量が少ない
  • 喉が渇く
  • 肌にハリがなくなる
  • 元気がなくなる
  • 脱力感、倦怠感
  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • めまい
  • けいれん、昏睡 など
  • ※気付くのや処置が遅れると、最悪の場合、死に至ることもあります。

糖尿病による脱水を起こさないためには?夏は特に脱水に要注意!

糖尿病が原因で起こる脱水症状を防ぐ最も重要なことは、血糖コントロールです。先述の通り、高血糖状態が原因で、水分が体外に出てしまって脱水が起こります。糖尿病治療の基本である、食事療法と運動療法をきちんとおこない、規則正しい生活を心がけましょう。

また、夏は暑さのため、ただでさえ水分を失いやすい状態にあります。そこに糖尿病による高血糖があると脱水が加速してしまうため、暑い季節は特に注意が必要です。こまめな水分補給をおこないましょう。

<水分補給をするときの注意点>

  • 水分補給はカロリーのない水やお茶を選ぶ
  • 砂糖の入った清涼飲料水はNG。熱中症対策用のスポーツドリンクなども砂糖が入っているものが多いので、避けた方が無難
  • コーヒー、紅茶などはカフェインの影響で利尿作用が高いため、水分補給には向かない
  • アルコール飲料も利尿作用が高いため、水分補給とは見なされない

軽度であれば水分補給を。症状が治まらない場合には、ただちに病院へ

重症化すると命の危険さえある脱水。軽度であれば、まずは水分を補給して体を休めましょう。それでも喉の渇き、異常な体のだるさ、吐き気・嘔吐、頭痛などが治まらない場合にはただちに病院に行きましょう。脱水は意識障害を起こすこともあるため、様子がおかしいことに周りの人が早めに気付くことも大切です。

脱水を起こさないためにも、日々の血糖コントロールをきちんとおこないましょう。また特に夏場は水分補給をしっかりとおこなってくださいね。

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