糖尿病患者さんは便秘になりやすい!?糖尿病と便秘の関係とは?

お腹が張る、食欲がなくなる、肌荒れする、気分がスッキリしない…など、体調不良の原因にもなる便秘。便秘は、食事やストレス、ホルモンバランスなどの影響によって誰にでも起こる可能性がある身近なものです。
しかし糖尿病患者さんの場合は、糖尿病が原因で便秘が引き起こされることがあります。

ここでは、糖尿病と便秘の関係を見ていきましょう。

なぜ、糖尿病患者さんは便秘が起きやすい?

通常便秘は、食生活の乱れ、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどの原因が考えられます。もちろん糖尿病患者さんもこれらの原因によって便秘になることがあります。

しかし、糖尿病患者さんにはさらに便秘になりやすい原因があるのです。

それは、糖尿病の三大合併症の一つである「神経障害」によるもの。特に自律神経(交感神経・副交感神経)が高血糖によりダメージを受けている場合です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つがバランスを取りながら、呼吸や体温、内臓の機能などを、私たちの意識とは無関係に調節する重要な働きをしています。胃や腸の働きも自律神経の働きによって司られているため、自律神経が障害されると便秘が起こりやすくなるのです。また同様の原因で、下痢も起こしやすいと言えます。

今日からできる!便秘の解消法&予防法

糖尿病の合併症である自律神経障害によって便秘が起きている場合には、まず糖尿病の治療をきちんとする必要があります。それは主に、血糖値を良好に保つこと。医師や管理栄養士の指導の下、食事療法や運動療法を適切に行いましょう。
それに加えて、自分でできる身近な便秘解消法&予防法をご紹介します。

◎水溶性と不溶性の食物繊維の摂取量を増やす

食物繊維は2種類あり、水溶性と不溶性のものがあります。水溶性食物繊維(主に野菜、きのこ、海藻などに多く含まれる)は、腸内でゲル状となり不要物を包み込んで排出する働きがあり、不溶性食物繊維(主に穀物や豆類に多く含まれる)は、便のかさを増やして腸を刺激し、ぜん動運動を起こしやすくさせる働きがあります。1日トータル20~25g程度を目指して、バランスよく食物繊維を摂りましょう。

◎オリーブオイルを摂る

便が硬い便秘のときは、油分が足りていない可能性があります。オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は消化・吸収されづらく、腸に刺激を与えてぜん動運動を促します。また便をやわらかくし、スムーズに排出させる潤滑油の役割も果たします。1日ティースプーン2~3杯が目安。

◎朝、起き抜けにコップ一杯の水や炭酸水を飲む。朝食をしっかりとる

朝の起き抜けは、まだ内臓が眠っている状態。コップ一杯の水や炭酸水で、胃腸が目覚め動き始めます。炭酸水は炭酸による腸への刺激もあるため、より効果的です。また同じ理由で、朝食をしっかりとることも便秘解消に効果的と言えます。

◎適度な運動を行う

便秘は腹筋力の低下によって起こることもあるため、腹筋を鍛えることも有効です。また、適度な運動はストレス解消や自律神経の働きを安定させる効果もあります。1日30分程度、できれば毎日、運動の時間をとりましょう。

便秘解消法の実践は、糖尿病の改善&予防にもつながる!

いろいろな便秘解消法がありますが、食物繊維を多く摂ることや適度な運動をすることは便秘を解消するだけでなく、血糖値の上昇を抑える働きもあり、糖尿病の改善や予防にも効果的です。
自分に合う方法を見つけて、継続して実践していきましょう。

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