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【医師監修】糖尿病ではなぜ尿に糖が出る? ~身体では何が起きているのか~

腎臓で再吸収しきれなかったブドウ糖が尿に出る

まず、尿糖とはどういうものなのでしょうか?

尿糖とは、尿中に排泄されたブドウ糖(グルコース)を指します。通常、基本的に健康な人では尿糖が出ることはありません。

血液は、腎臓の糸球体というところで濾され、濾された液体(原尿)が尿細管を通っている間に、身体に必要な物質が再吸収され、不要なものを尿として排泄する仕組みになっています。
ブドウ糖は身体に必要な物質として再吸収されるため、血糖値や腎臓の働きが正常であれば尿に漏れ出すことはありません。

しかし、糖尿病では血糖値のコントロールがうまくいかないため、高血糖になりがちです。
すると、血中のブドウ糖が増え過ぎて、尿細管で再吸収できるキャパシティ(糖排出閾値)を超えてしまいます。
その結果、再吸収できなかったブドウ糖が尿にあふれてしまい、「尿糖」が出てしまうのです。

尿糖=糖尿病というわけでもない

尿糖が出ると「糖尿病かも?」と考えてしまいがちですが、実はそうとも限りません。
大きな問題とされない尿糖もあるのです。その例をいくつかご紹介しましょう。

たとえば、「腎性糖尿」があります。
これは、遺伝などによって尿細管の再吸収機能が低下するというもので、これにより血糖値は正常であるにもかかわらず尿糖が出ます。
血糖値は正常であるため、病的な意味合いはあまり持たず大抵は治療不要とされますが、たまに糖尿病初期の兆候として症状が現れることがあるので、医師の診断を受ける必要があります。

またストレスによっても、ホルモンバランスが乱れ高血糖になることがあります。
風邪や下痢など体調不良のときにも、血糖値が高く出ることがあります。この場合にも一時的に尿糖が出る場合がありますが、ストレスや体調不良といった根本的な原因が解決すれば、血糖値も正常に戻り、尿糖も出なくなります。

妊娠中にも一過性に尿糖が出ることがあります。
妊娠をすると腎臓の糸球体でろ過される血液量が増えるため腎臓の働きが追いつかなくなります。
また、妊娠中は、インスリン抵抗性が高まるため、インスリンが効きづらい状態になっています。
血糖値を下げる力が弱くなっているため、通常の食事をしていても高血糖になりやすく、その結果尿糖が出るのです。
一過性の軽い糖代謝異常とされていますが、これも出産後には元に戻ります。

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