糖尿病患者さんの汗はにおう?!汗をかく原因と、におい対策を解説

普段はそれまではさほど汗をかかなかった方でも、糖尿病になって汗をかくようになった、という話を耳にすることがあります。
人によってはにおいを発する汗の場合もあり、気にされている方も多いようです。
糖尿病と汗にはどのような関係があるのでしょうか。

ここでは、糖尿病で汗をかきやすくなる原因と、におい対策をご紹介します。

糖尿病で汗をかきやすくなるのは「神経障害」が原因

高血糖状態が続くと、血管や神経に徐々にダメージを与え、体のさまざまな部位に障害が出てきます。
糖尿病の三大合併症には、糖尿病腎症、神経障害、血管障害がありますが、中でも神経障害は早い段階で症状が出てくると言われています。

実は、糖尿病で汗をかきやすくなるのはこの「神経障害」が原因。
汗や体温の調節などは自律神経によって司られていますが、この自律神経に障害が及ぶと、異常に汗をかきやすくなったり、逆に汗をうまくかけなくなったりといった症状が出ることがあるのです。

糖尿病患者さんの汗のにおいは、甘酸っぱいにおい

自律神経障害を起こしている糖尿病患者さんは、暑くもないのに急に大量の汗をかいたり、辛いものを食べたわけでもないのに食事のときに顔や首に汗をかくといった特徴があります。
また、普段の汗よりもにおいがきつかったり、甘酸っぱい感じのにおいがする場合もあります。

糖尿病では、インスリンの効きが悪くなり糖をエネルギーとして利用できなくなるため、脂肪をエネルギーとして利用し始めます。脂肪を分解する際に「ケトン体」という物質が産生され、このケトン体が汗に混じって甘酸っぱいにおいを発生させると言われています。

汗のにおい対策

糖尿病における異常な汗は、血糖コントロールを良好にし、自律神経の働きを正常に戻すことで防ぐことができます。
食事や運動などによって、糖尿病の基本治療をきちんと行っていくことが最も重要といえます。
一時的な汗のにおい対策としては、次のようなことが挙げられます。

  • 発汗したらこまめに汗を拭き取る
  • 入浴時には殺菌成分の入ったボディーソープや石けんを使う
  • 体をふくタオルは毎日洗濯する
  • 汗をかいたら衣服(下着)を替える

汗をかいてそのまま放っておくと雑菌が繁殖し、さらににおいを発するようになるため、身体を清潔に保つことが大切です。

異常な汗をかいたら、早めに医師の診察を

糖尿病患者さんもそうでない方も、いつもと違う汗のかき方をしたら、自律神経の問題か、何か病気のサインかもしれません。
早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

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