栄養満点! 夏野菜のめぐみをおやつでも取り入れよう!
夏野菜の栄養価は?
夏に旬を迎える野菜には、野菜自身が紫外線によって酸化することを防ぐために、ポリフェノール類やカロチノイド、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれているそうです。また、水分やカリウムを含む野菜が多く、夏の暑さで体にこもってしまった熱を、内側からクールダウンする効果が期待されています。
代表的な夏野菜の主な栄養素は、以下の通りです。
・トマト(可食部100g中、βカロテン当量540mg/カリウム210mg/ビタミンC15mg)
赤い色素成分の「リコピン」は、抗酸化作用が期待されている成分です。フラボノイドの一種である「ルチン」には、血流を改善する効果などが期待されています。ビタミンAやビタミンC、カリウム、βカロテンなども含まれています。
・ゴーヤ(可食部100g中、ビタミンC76mg/βカロテン当量210mcg/カリウム260mg)
沖縄料理のゴーヤチャンプルーで有名なゴーヤは、ビタミンとミネラルをバランスよく含む食材です。また、むくみを解消し、代謝を促すカリウムを豊富に含みます。独特の苦みの元「モモルデシン」は胃の動きをよくするので、食欲のない夏にぴったりです。
・ナス(可食部100g中、カリウム180mg)
皮に含まれる色素「ナスニン」はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があると言われています。カリウムも比較的多く含まれているとされています。体の熱を取るとも言われている野菜ですが、胃腸を冷やす効果もあるので食べ過ぎには注意しましょう。
・オクラ(可食部100g中、カリウム260mcg/βカロテン当量100mcg/食物繊維総量5.0g)
独特のぬめり成分は、胃の粘膜を保護し、消化を助ける効果があるとされています。水溶性食物繊維で、整腸作用があると言われる「ペクチン」を含んでいます。また、カリウムやβカロテン、葉酸なども含まれています。