果糖を含んだ食品は要注意。糖尿病のリスクとの関係は?

果糖を含んだ飲料の摂取が糖尿病のリスク上昇に関連

果糖の代謝についての検討を行ったハーバード大学公衆衛生学部の研究チームは、高カロリーの清涼飲料水の摂取が体にどのような影響がおよぼすかについても調査しました。

過去に行われた疫学研究のレビューと解析を行った結果、清涼飲料水を1日に1~2回摂取した人は、まったく摂取しなかった人に比べて『2型糖尿病の発症リスクが26%高くなる』『心血管疾患の発症リスクが35%高くなる』『脳卒中の発症リスクが16%高くなる』といったリスク上昇がみられました。

調査に関わったハーバード大学公衆衛生学部の教授は、「果糖ブドウ糖液糖が含まれる清涼飲料水の摂取をひかえるだけ、ですぐに肥満問題を解決できるわけではない」と前置きをしつつも、体重コントロールが効率的に行えるようになることで、糖尿病や心血管疾患の発症リスクを下げられる、とも述べています。

また、過去には南カリフォルニア大学とオックスフォード大学の共同による研究チームが、42カ国を対象に調査を行ない、果糖ブドウ糖液糖の摂取量が多い国と少ない国の間で、2型糖尿病の発症率がどれだけ違うかを調査しています。

その結果、果糖ブドウ糖液糖の摂取量が多い国の2型糖尿病の発症率は8%でしたが、摂取量が少ない国の発症率は6.7%となっており、発症率に差がみられることがわかりました。

この調査では、対象になった42ヶ国の果糖ブドウ糖液糖の消費量も調べています。その中で、日本は果糖ブドウ糖液糖の摂取量が比較的多い国の1つだと指摘されました。

世界保健機関(WHO)は2015年に発表したガイドラインの中で、果糖やブドウといった単糖類も含めた糖類の1日の摂取量は、総エネルギー摂取量の5%を超えないように呼びかけています。

ここで紹介した研究にも示されているように、果糖の摂り過ぎは2型糖尿病や肥満などのリスクを高めます。甘い清涼飲料水や加工食品には果糖が含まれている可能性が高いので、食品の成分表示に注意して、食べ過ぎないように気を付けましょう。

参照・参考
USC News│High fructose corn syrup linked to diabetes
American College of Cardiology│New Research Exposes the Health Risks of Fructose and Sugary Drinks
WHO│WHO urges global action to curtail consumption and health impacts of sugary drinks

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