新型たばこも要注意。喫煙を控えることが大切です

ラットを用いて新型たばこの影響を検証

非燃焼たばこについての研究は、海外でも進んでいます。カリフォルニア大学の教授らからなる研究チームはラットを使った研究を行い、「加熱式たばこには健康に悪影響をおよぼす可能性がある」という結果を報告しました。

研究チームは、対象のラットを、それぞれ「iQOSを加熱した蒸気」「紙巻きたばこの煙」「清浄な空気」のいずれかに、5分間に5回、1回につき15秒間さらした上で、血管内皮機能への影響を比較しました。
その結果、iQOSの蒸気を吸ったラットでは58%低下、紙巻きたばこの煙を吸ったラットでは57%低下、血管内皮機能が低下していました。また、蒸気や煙にさらす条件を5分間に10回、1回につき5秒間に変えたところ、血管内皮機能の低下の度合いはiQOSの蒸気を吸ったラットでは60%、紙巻きたばこの煙を吸ったラットでは62%に変化しました。血管内皮機能が低下すると心臓などの臓器に充分な血液が行き渡らなくなり、アテローム性動脈硬化症や心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まります。この結果は、たとえ燃焼式ではないたばこを使用したとしても、血管内皮機能のリスクが変わらない可能性を示しています。

研究に関わった教授はこの結果を受けて、たとえiQOSが普通の紙巻きたばこより害が少なかったとしても、吸い続けると健康に害をおよぼす可能性があると指摘しています。

こうした報告があがっていることを考えると、新型たばこであっても、喫煙は控えるべきだといえるでしょう。喫煙の習慣が定着している人は、まず医師に相談した上で、適切な禁煙治療を行うことが大切です。

喫煙が原因で生じるさまざまなリスクは、進行するとその後の生活に重大な影響をおよぼし、最悪の場合は命にも関わります。糖尿病患者さん、予備群の方はたばこのリスクを十分に理解したうえで、すぐに禁煙を始めましょう。

参照・参考
非燃焼・加熱式タバコや電子タバコに関する日本呼吸器学会の見解
禁煙のすすめ|一般社団法人日本呼吸器学会
PMI’s IQOS heat-not-burn tobacco products just as bad as cigarettes in terms of adverse effects on blood vessel function | Center for Tobacco Control Research and Education

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