【医師監修】妊娠糖尿病と糖尿病の違いを知って、正しく備えましょう

妊娠糖尿病患者さんも、血糖コントロールに注意が必要

血糖値が上昇しやすい妊娠中は、血糖コントロールに特に注意をはらい、糖代謝異常による影響を防ぐことが大切です。妊娠中は食前で70〜100mg/dl未満、食後2時間は120mg/dl未満を目標に血糖値を管理します。

妊婦さんはあまり運動ができないので、第一に食事療法を行います。妊娠中の食事で重要なのは、お母さんと胎児にとって充分なエネルギーを摂ることですが、さらに「食後に高血糖が起こらないようにする」「空腹時にケトン体(脂肪がエネルギー源として分解される時に増える、糖尿病ケトアシドーシスという急性合併症を引き起こす物質)の産生が進まないようにする」といった条件にも注意します。

妊娠糖尿病患者さんや妊娠している糖尿病患者さんは、正常の妊婦さんが必要とするエネルギー量から30%程度抑えたエネルギー制限食を摂ったり、同じエネルギー量の食事を多くの回数に分割して高血糖を防ぐなどの対策を行います。

妊娠糖尿病と診断される妊婦さんの割合は、7%から9%にものぼります。中でも肥満の方や家族に糖尿病患者さんがいる方、高齢で妊娠した方などは妊娠糖尿病を発症しやすく、注意する必要があると指摘されています。

妊娠中は高血糖によるリスクが高く、お母さんと赤ちゃんの両方に影響があらわれる可能性があります。早いうちから検診を受けて、現状に合わせた適切な血糖コントロールを行うことも、妊婦さんにとって大切な健康管理です。

参照・参考
Q2. 妊娠中の明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)とは? | 糖尿病と妊娠に関するQ&A | 一般社団法人 日本糖尿病・妊娠学会
早産・切迫早産:病気を知ろう:日本産科婦人科学会
妊娠と妊娠糖尿病 | 国立成育医療研究センター
糖尿病の急性合併症のはなし | 糖尿病情報センター

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