糖尿病コラム

糖尿病を予防しよう!病院や地方自治体が実施する「糖尿病予防教室」とは?

日本人の5人に1人が糖尿病と言われるほど、近年糖尿病患者数は激増し、誰にとっても他人事ではありません。
糖尿病の9割以上を占める2型糖尿病は、ある日突然発症する病気ではありません。日頃の食習慣の乱れや長年の運動不足、遺伝、加齢などさまざまな要因が積み重なって起きる生活習慣病です。
また、糖尿病は初期症状に乏しく、気付いたときには進行してしまっていることも多い病気。そのため最近では、糖尿病を事前に防いだり、さらなる進行を食い止めるために、病院や地方自治体による「糖尿病予防教室」が各地で開かれています。

「糖尿病予防教室」って?

「糖尿病予防教室」は、実施する病院や地方自治体によってその内容はいろいろですが、次のようなことが行われます。

「糖尿病予防教室」で行われる内容

  • 医師、保健師、管理栄養士などの糖尿病に関するさまざまなテーマの講話
  • スポーツインストラクターと運動、ウォーキング
  • 体重、体脂肪などの測定
  • 個別面談    など

対象者も場合によりけりですが、現在糖尿病を治療している患者さん、そのご家族、検診で血糖値が高めと診断された方、今は異常がないけれど糖尿病が心配な方、など基本的には幅広い方に向けて開催されています。それぞれの講話の内容は、「糖尿病の検査数値について」「糖尿病と歯周病」「バランスのとれた食事と外食」「効果的な運動方法」「糖尿病と合併症」など、糖尿病の気になる内容について、専門的に詳しく解説してもらうことができます。
1~3か月の間に、月1、2回の開催頻度で無料のものが多いようです。

自覚症状がほとんどない状態で進行する網膜症

糖尿病も初期の段階には自覚症状が出づらいと言われますが、網膜症も同様に初期の自覚症状に乏しい病気。網膜の血管が少し出血しているだけでは、自分ではなかなか異変に気付くことが難しいと言われています。

「目が見えづらくなった(視力低下)」「目がかすむ」「黒い点が飛んでいるように見える(飛蚊症)」などの網膜症の症状が出たときには、病気が進行してしまっていることも多いものです。末期になると、眼の中で大きな出血を起こしたり、網膜剥離などを起こして、最悪の場合、ある日突然失明してしまうこともあります。

糖尿病の理解を深める。同じ境遇の方とも出会え、一緒に治療に励むことができる

「糖尿病予防教室」の目的は、糖尿病という病気への理解も深め、各自が生活習慣の見直しを行っていくこと。糖尿病患者さん、あるいは血糖値が高めの方も、教室参加後は血糖値が低下するケースも多いようです。

糖尿病の治療を始めると、食事や運動など日常生活の制限がかかります。しかしそれまでの生活習慣を改めることは簡単なことではありません。「糖尿病予防教室」では、同じ糖尿病を患っている患者さんや、それを支えている家族の方とコミュニケーションをとり、情報交換をすることによって、お互いに励まし合うことができることもメリットの一つと言えるでしょう。

病院や自治体のHPをチェック。気になる場合は問合せを

「糖尿病予防教室」を開催する病院や自治体も増えてきましたが、どこでもやっているというわけではなく、開催時期・時間・内容などもまちまちです。気になる場合は、自分の住む地域の病院や自治体のHPをまずチェックしてみましょう。出向いた際に、尋ねてみてもよいでしょう。
きっとためになる情報が得られると思いますよ。

(ただし、網膜症と診断された場合には、激しい運動の刺激が眼底出血のきっかけになることもあるため、医師とよく相談しましょう。)

PR注目記事

健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「緑のサラナ」

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

突然ですが、問題です。

日本人で糖尿病の可能性がある人はどのくらいいるでしょう?
1. 6人にひとり
2. 9人にひとり
3. 13人にひとり

新着糖尿病レシピ

中華風豆乳鍋

198kcal

5.7g

1g

さつまいものごま団子

99.9kcal

1.5g

0.05g

その他の記事

男性糖尿病患者さんは高確率で経験。EDと糖尿病の関係は?

男性特有の病気であるED(勃起障害)は血糖コントロールと関係しており、男性の糖尿病患者さんは特にリスクが高いと考えられています。 NIDDK(米国国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所)が行った調査で ...

乾燥シーズンの到来! 糖尿病と皮膚トラブルの関係は?

空気が乾燥する冬は、暖房器具などの影響も加わり皮膚が乾燥しやすいシーズンです。特に糖尿病患者さんの場合皮膚が乾燥しやすく、皮膚トラブルを起こしやすいので注意が必要だといえます。 今回は、糖尿病と ...

糖尿病が危険因子!? 糖尿病とすい臓がんの深い関係

日本人の死亡原因第1位であるがんは、糖尿病患者さんに限らず注意が必要な疾患です。なかでもすい臓がんは自覚症状が現れにくく、早期の発見が難しいがんだとされています。じつは、糖尿病患者さんはすい臓がんを発 ...

糖尿病はインフルエンザのリスクにも影響。予防接種で対策を

冬に流行をみせるインフルエンザは、誰にとっても注意しなければいけない症状です。特に、糖尿病患者さんの場合は、その症状のリスクが高いことが知られており、入念な予防が欠かせません。 ワクチンの予防接 ...

動脈硬化対策にウォーキング。継続するメリットとは?

糖尿病患者さんにとって、大きなリスクである動脈硬化。そのリスクを低減する生活習慣の一つがウォーキングをはじめとする有酸素運動です。   今回は、動脈硬化のリスクをおさらいしつつ、人間の脳や感覚、身 ...

命に関わるCKD。積極的なチェックで対策を

近年、CKD(慢性腎臓病)という疾病概念が新たに提唱され、この対策が急務の課題として位置づけられました。腎臓の病気が以前よりも深刻なものと考えられるようになった背景には、糖尿病の合併症である糖尿病性腎 ...

< 一覧へ戻る

Facebook始めました!レシピ集更新中!
ニュースレター登録
糖尿病とうまくつきあう

糖尿病レシピランキング

人気記事

糖尿病コラム

最新記事

PAGETOP