【医師監修】低血糖の原因となる腫瘍「インスリノーマ」とは?

「インスリノーマ」とは?

インスリンは血糖の細胞への取り込みに関わり、血糖値を低下させる働きを持つホルモンです。膵臓のランゲルハンス島で分泌されます。

インスリンは通常、空腹時であっても持続的に分泌される「基礎分泌」と、食事をとったときに血糖値を安定させるべく分泌される「追加分泌」の2つのパターンで分泌されています。しかし膵臓にできた腫瘍によって、基礎分泌・追加分泌とは関係なくインスリンが大量に分泌されてしまうことがあります。この腫瘍が「インスリノーマ」です。腫瘍自体は良性のものが多く、悪性腫瘍である場合は1割程度であると言われています。

インスリノーマと糖尿病が合併すると?

インスリノーマが発生すると、血糖値を調整するのに必要な量以上にインスリンが分泌され続けるため、低血糖発作を起こしやすくなります。また厄介なのは、インスリノーマによって「おおい隠される」ものがあることです。

インスリノーマができている場合、低血糖が起きても実際には十分な量の食事をとっている場合があります。この時、低血糖を回復させようとさらに食事をとると食べ過ぎてしまい、肥満になりやすくなります。客観的に食事量を把握できるよう、食事内容を確実に記録して管理するといいかもしれません。

また、まれにではありますが、実際には糖尿病を発症しているにもかかわらずインスリノーマによって血糖値の上昇がおおい隠され、発見が遅れる場合があります。インスリノーマを手術によって除去し、通常のインスリン分泌に戻った時点で高血糖が表にあらわれ、糖尿病の診断に至った症例が報告されています。

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