【医師監修】糖尿病によってあらわれる皮膚の変化とは?~デルマドロームについて知ろう

「デルマドローム」とは?

肌は内臓を映す鏡、とも言われるように、内臓で起こった様々な不調が皮膚の症状として表れることがあります。内臓に病変があるとホルモン分泌が変化したり、免疫力が低下して皮膚の感染症を引き起こしやすくなるためです。このように、内臓の病変が皮膚に表れて起こる症状を「デルマドローム」とよびます。糖尿病によっても、特徴的な皮膚の変化が起こることがあります。どこかにぶつけたり、やけどするなど、特別なことをした覚えがないのに皮膚が赤くなっている、ブツブツしたできものができてきた、など、戸惑うような症状が突然表れたときには医師に相談してみてください。

発疹・水疱が表れる場合

足の指や下腿に、やけどをした後の水ぶくれのような水疱が突然表れることがあります。靴ずれや転倒など、そもそもケガをしやすい部分に生じますが、ぶつけた、転んだなど必ずしも直接の刺激がきっかけとなっているわけではなく、糖尿病による血管障害が原因であると見られています。

また、上肢や腕に紅色のブツブツした発疹(播種性環状肉芽腫)が表れることがあります。単発で発生することもありますが、多発している場合に糖尿病が関係していることが多いとされる症状です。

皮膚が赤くなる場合

顔が赤くほてったり、手の平に赤い斑点が表れることがあります。斑点は特に親指や小指の付け根に見られ、場合によっては牛の毛色のようにかなりはっきりしたまだら模様になります。こうした斑点は肝臓の疾患から表れることもあります。肥満があるなど生活習慣の改善が必要な患者さんは特に、日ごろから手のひらをチェックしてみてください。

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