ストレス社会が糖尿病の原因に?!ストレス度チェックとストレス解消法

糖尿病というと、食べ過ぎ、肥満、運動不足などが原因で発症するというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、最近ではストレスも糖尿病リスクを上げるのではないかと各所で研究が進められています。

ドイツのミュンヘンヘルムホルツセンターの調査によると、強いストレスを感じている人は糖尿病の発症確率が45%も高くなるという結果が出ています。
また、カナダのトロント「仕事と医療の研究所」などの共同チームによる調査では、心理的・社会的なストレスにさらされている有職女性は、仕事が上手くいっている女性と比べると糖尿病発症者が2倍以上も多かったという研究結果もあります。

では、糖尿病とストレスにはどのような関係があるのでしょうか。また日々のストレスチェックとストレス解消法について見ていきましょう。

なぜ、ストレスが糖尿病リスクを高めるのか。考えられる要因は?

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなったり、インスリンの分泌が減少することで、高血糖状態が長い間続いて発症します。
ストレスが糖尿病リスクを高めるのは、ストレスがさまざまな要因によって血糖値を上げる、あるいは下がりづらくするため、と考えられています。

1.ストレスが血糖値を上げるホルモンを分泌し、さらにインスリンの効きも悪くする

心身にストレスがかかると交感神経が活発になり、血糖値を上げる作用のあるグルカゴンやアドレナリンなどが多く分泌されます。
またさらに、ストレスがかかるとインスリンの効きも悪くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が下がりづらくなります。

2.ストレスが原因で暴飲暴食に走ってしまう

ストレスが溜まると、簡単な解消法として暴飲暴食をしてしまうという人は少なくありません。
甘いものや炭水化物のドカ食い、お酒が好きな人であれば大量の飲酒。
お腹が空いている、空いていないに関わらず暴飲暴食をしてしまうと、当然血糖値が上がってしまいます。

また、すでに糖尿病を発症している方でも、食事制限や慣れない運動などによる生活の制限、合併症などの不快感、痛みなどによってストレスが増大すると、さらに血糖値が上がってしまい糖尿病を悪化させてしまうことがあります。
糖尿病患者さんも、そうでない方も、上手くストレスを解消させていくことが大切です。

カンタン!今すぐストレス度チェック!

自分が受けているストレスを客観的に判断することは難しいもの。
一般的なストレス度をチェックするツールをご紹介します。

ストレス度が高いと判断された場合や、少しでも気になる体の症状などがあれば早めに医師に相談してみましょう。

◎5分でできる職場のストレスチェック – こころの耳 – 厚生労働省

http://kokoro.mhlw.go.jp/check/
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厚生労働省のストレスチェックは、57個の質問に答えることによってストレス度を判定し、簡単なアドバイスをもらうことができます。
所要時間は5分ほど。結果を印刷したり、PDFで保存することも可能。

◎ストレスチェック | 成増厚生病院

 http://narimasukosei-hospital.jp/check/stress/
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成増厚生病院のHP内にあるストレスチェックも、30個の質問にYes/Noで簡易的なストレスチェックができます。

ストレスが溜まってしまったときの対処法・解消法

ストレスは溜めない方が良いといっても、日々まったくストレスなく生活をすることはできません。
ストレスが溜まっていると感じた場合は、できるだけ早めに、意識的に解消するようにしましょう。

ストレス解消法1.休養をとる
忙しい現代人にとって休養を取ることが憚られることもあるでしょう。しかし、心身のストレスを感じたときは、一旦手を止めて体を休めることも大切です。
無理をし過ぎない勇気を持ちましょう。

ストレス解消法2.運動を習慣にする
ウォーキングなどの全身を使う有酸素運動は、血糖値や血圧を下げる働きだけでなく、苛立ちや不安感を減らし、気分を良くする効果があります。
適度な運動(1日15~30分程度、週2~3回)を日常的に取り入れることは、ストレス解消にも、直接的に血糖値を下げることにもつながるのでおすすめです。

ストレス解消法3.腹式呼吸を心がける
ヨガなどでも呼吸法が重視されるように、腹式呼吸を行うことで精神をリラックスさせることができます。
椅子に座って、お風呂に入りながら、ストレッチをしながら、好きな音楽を聴きながら、など気分が落ち着くことをしながら、腹式呼吸を心がけてみましょう。

ストレス解消法4.生活パターンを変えてみる
仕事や職場の環境がストレスの原因となっている場合は、時にそれを変えることは効果的です。
しかし仕事や職場を変えないまでも、日々繰り返している行動パターンを少し変えてみるのもおすすめです。
たとえば、通勤ルートを変える、いつもは見ないジャンルの映画を見る、など身近で簡単なことから試してみましょう。

ストレスは完全にはなくならない。上手に付き合っていこう

現代社会においてストレスは付き物。誰しも完全になくなることはありません。
過度なストレスが続けば、糖尿病リスクが上がってしまうだけでなく、体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。

軽度のストレス状態のうちに、都度自分で解消する方法をいくつか持っておくことはとても大切なことです。
また、心身にストレスがかかりすぎていると感じる場合には、早めに休養を取り、心配な場合は医師に相談するようにしましょう。

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