【医師監修】動脈疾患を招く?!インスリン濃度が高まる「高インスリン血症」とは

「高インスリン血症」とは

正常な範囲を越えて血中インスリン濃度が高くなる状態を「高インスリン血症」といいます。

・先天的な高インスリン血症
新生児期・乳児期に過剰なインスリンの分泌がみられることがあり、これによる高インスリン血症を「先天性高インスリン血症」と呼びます。この場合、先天的にインスリンの分泌が過多であるため継続的な低血糖が生じてしまい、意識障害やけいれんなど、中枢症状を含む重篤な低血糖発作が起こることがあります。中枢神経症状が続くと後遺症が残ることもあるため注意が必要です。

・後天的な高インスリン血症
先天的な場合とは異なり、後天的な高インスリン血症はインスリン抵抗性によって生じます。インスリン抵抗性が生じている状態とは、インスリンが分泌されているのにうまく働くことができない状態です。十分な量のインスリンが分泌されていても働きは十分ではありませんから、膵臓はこれを補おうとどんどんインスリンを分泌します。その結果、血中のインスリン濃度が高まってしまうのです。

もっともインスリンがいくらたくさん分泌されても、インスリン抵抗性のあるところではやはり十分な働きは見込めません。このため、インスリン濃度が高いにも関わらずその働きは十分でないという、アンビバレントな状態が生じます。

インスリン抵抗性の高まりは糖尿病の予備軍にも観察されます。多量のインスリンを分泌し続けることによって膵臓は疲弊し、やがて分泌機能が低下し、糖尿病の発症に至ります。

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