「最近、肌にかゆみが出るようになった」 糖尿病との関係は?

かゆみは糖尿病のサイン?

一見糖尿病と関係のなさそうな「肌のかゆみ」ですが、実は糖尿病患者さんの3人に1人と多くの人が皮膚トラブルに悩まされています。糖尿病を患うと、かゆみの他にも、皮膚の炎症や感染症なども起こりやすくなると言われています。

その理由は一体何なのでしょうか。

これについては、糖尿病患者さんは皮膚が乾燥しやすくなるためであると言われています。

糖尿病になると、インスリンの分泌不全や抵抗性により、エネルギー変換されないブドウ糖が血液中に増え、高血糖状態となります。これにより、体内の余分なブドウ糖を排出しようとして頻尿になることがありますが、この際、ブドウ糖とともに体内の水分が失われるため、一種の“脱水状態”を生じます。また、自律神経に影響が及ぶことで発汗異常を生じ、体内の水分が失われることもあります。これにより皮膚が乾燥し、“自然のバリア”である脂分も減ってしまうため、かゆみや炎症を生じやすくなるのです。

かゆみを予防するスキンケア

皮膚が乾燥してかゆくなると、ついボリボリと爪を立てて掻いてしまいがちです。でも、この行為を続けていると、さらなる合併症を引き起こす原因になる可能性があります。

傷ついたところからはウイルスやバクテリアが侵入しやすくなっているので、「肌が乾燥している。かゆい」と感じたら、すぐに対策をとるようにしましょう。具体的な方法はいくつかあります。

①お風呂に注意

熱いお風呂に入るのは気持ちのいいことですが、入りすぎには注意しましょう。40度以上など高温のお湯の中に長くつかっていると、必要な脂分まで流してしまい、乾燥肌の原因になります。体を洗うときも乾燥肌用のボディソープなど、洗浄力のマイルドなものを選ぶようにするとよいでしょう。

②保湿クリームで肌をケア

お風呂から出た後などは皮膚をそのままにせず、保湿クリームなどで失った脂分を補ってあげるようにしましょう。特に乾燥する冬は保湿ケアが欠かせません。

③加湿器を利用するのも有効

空気の乾燥も皮膚を乾燥させる原因となります。エアコンや暖房は空気を乾燥させる原因ともなるため、使う際は加湿器を一緒につけるなど、室内の湿度を一定に保つことも皮膚を乾燥から守るために有効です。

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