あなたは大丈夫?糖尿病の「かくれ脱水」。セルフチェック方法

糖尿病のよく知られる症状に「のどの渇き」「多尿」などがあります。この症状が現われると、体からどんどん水分が失われてしまい、脱水症状を起こしやすくなります。

※参考記事
その脱水症状、もしかすると糖尿病が原因!?(糖尿病症状セルフチェック)

糖尿病によって脱水が起こると、高血糖が加速して、最悪の場合は昏睡状態や死に至ってしまうことさえあります。さらに、暑い夏の季節はただでさえ汗で水分を失いやすいので、熱中症による脱水にも注意が必要です。

そんな危険な脱水症ですが、前段階には「かくれ脱水」と呼ばれる状態があります。今回は「かくれ脱水」とそのセルフチェック方法について見ていきましょう。

脱水症の症状と、「かくれ脱水」

私たちの体液には水分と電解質が含まれていて、通常は一定量に保たれています。しかし、何らかの原因で適切な体液量よりも減ってしまうと、血行が滞りがちになり、体に必要な栄養分が行き渡らなくなったり老廃物の排せつ機能が弱まったりして、体のあちこちにトラブルが発生します。

<成人の脱水症>

軽度:3~5%
中度:5~6%
重度:6~9%
の体液量が失われること(体重の減少率とほとんど同じ)。

<脱水の症状>

  • のどの渇き、粘膜の乾燥
  • 血圧の低下
  • めまい、立ちくらみ
  • 集中力の低下
  • 食欲不振
  • 頭痛、吐き気
  • けいれん、意識障害 など

「かくれ脱水」は正式な医療用語ではありませんが、「脱水症」の前段階として、体の1~2%の体液が失われている状態を言います。

「かくれ脱水」をセルフチェック!

重篤な脱水症に陥る前に「かくれ脱水」の時点で気付き、対処することがとても重要になります。

<「かくれ脱水」のセルフチェック(成人用)>

  • 皮膚がカサカサして乾燥している。ツヤがない。
  • 口の中が粘つく。唾液が少なくなった。
  • 便秘になった。便秘が酷くなった。
  • 靴下を脱いだあと、ゴムの跡が10分以上残る。
  • 足全体、特に足のすねもむくむようになった。

「かくれ脱水」では上記の症状以外にも、体がだるい、食欲がない、などの日常的に起こるような症状もあります。これらの症状と合わせて体の異変を感じたら、脱水を疑ってみましょう。
また、脱水は先述の体重の減少率からもその程度を知ることができます。そのためには普段から体重チェックをおこなっておく必要があります。

夏は特に注意!糖尿病患者さんは、血糖コントロールに加え、熱中症対策も万全に!

糖尿病患者さんは高血糖による脱水に陥りやすいため、まず血糖コントロールを良好にすることが大切です。
さらに、夏は汗をかいて体の水分を失いがち。健康な人でも「かくれ脱水」から脱水症、熱中症になってしまうことがあります。次のことに注意し、脱水症を防ぎましょう。

  • 室温はエアコンなどを用いて適切な温度に(無理な節電をしない)。
  • こまめに水分・電解質補給を(ただし甘い清涼飲料水やカフェイン入りのコーヒー、紅茶などは避ける)。
  • 真夏は極力炎天下への外出を避ける。外出時は帽子や日傘、通気性の良い服などを用意し、暑さ対策を。
  • 適度な汗をかけるよう、日頃から軽い運動を。

また、糖尿病患者さんは神経障害の合併症が起きていると、暑さに鈍感になっていることがあります。体感温度ではなく、温度計を見て室温を調整すると良いでしょう。

最悪の場合、死にも至る可能性がある脱水症。「かくれ脱水」にも注意し、体の異変を感じたら早めに受診するようにしましょう。

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