高血圧は自覚症状があらわれにくく、気がついた時には症状が重症化している可能性があります。
高血圧のリスクが高い糖尿病患者さんの多くは、その危険性を自覚して、小まめに血圧測定を行っています。ですが、病院や健診での血圧測定の結果が正常だったとしても、まだ安心してはいけません。
というのも、高血圧とは診断されなかった人の中にも「仮面高血圧」を合併している人がたくさんいるからです。
高血圧によるリスクを防ぐためには、仮面高血圧の可能性を疑って、丁寧な健診を受ける必要があります。そのためにも、まずは仮面高血圧がどのような現象なのかを把握しましょう。