【医師監修】お酒を飲むと低血糖になる?~「アルコール性低血糖」にご注意

肝臓におけるアルコール分解作用

飲酒が血糖値に影響をおよぼす過程には、肝臓が大きく関わっています。

アルコールは胃や小腸で吸収された後、肝臓においてアルコール脱水素酵素の働きによってアセトアルデヒドに酸化され、さらに2型アルコール脱水素酵素の働きで酢酸に酸化されます。

一方で肝臓は、ブドウ糖が分解されてできたグルコースをグリコーゲンとして貯蔵するとともに、必要に応じて再びグリコーゲンをグルコースへと分解し、放出する働きをしています。
さらに乳酸やピルビン酸、アミノ酸などグリコーゲン以外の物質からグルコースをつくりだす「糖新生」の働きも担っています。

お酒を飲むと高血糖になる?

肝臓に貯蔵されたグリコーゲンに余裕がある場合、アルコールはグリコーゲンの分解を促進するため、血中に大量のグルコースが放出されます。
このためお酒を飲むと、一気に血糖値が上昇することになります。

お酒を飲むと低血糖になる?

一方でお酒を飲むと、低血糖に陥る場合もあります。
これはアルコール代謝の影響で、肝臓での糖新生が阻害されるためです。
このため肝臓から血中に放出されるグルコース量が減少し、血糖値が低下してしまうのです。

お酒を飲んだ後で甘いものがほしくなったり、〆にラーメンを食べたくなるのも、血糖値の低下に反応して糖分や炭水化物を欲するためであると説明できます。

インスリン注射や経口薬の投与を行っている場合には、低血糖が生じる可能性が高くなります。
このように、お酒によって生じる低血糖を「アルコール性低血糖」といいます。

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